デンマークに住んでいた際に住んでいた地域がコペンハーゲンから電車で40分程離れた場所にある、Helsingør（ヘルシンガー、ヘルシンゲル、ヘルシンオア）でした。
小さな町ですが北欧旅のモデルコースでも紹介したクロンボー城の城下町です。
街自体は小さいですが、メイン通りにはレストランやカフェ、本屋さんや洋服屋さん、雑貨屋さんもいくつかありデンマーク発のFlying Tigerもあるので、ちょっとした買い物であれば十分ですし、街並みがかわいいので歩いているだけでも楽しい場所です。
また海に面している町でもあるので、図書館から港を眺めたり、ちょっと足を延ばしてビーチまで行ってみたりもできすごく住みやすい場所でした。
私は図書館が大のお気に入りで、週末はお散歩がてら学校から出てここでゆっくり時間を過ごすのが習慣になっていました。図書館の1Fにはカフェも併設されており、コーヒーの香りや人が行き交う様子を見ているのもHyuggeな時間でした。
実際に、コペンハーゲン中心部からヘルシンガーにかけての地域はお金持ちがたくさん住んでいる場所だとデンマーク人の友人から聞いたこともあるのでやはりこの心地よさは多くの人が感じるものなんだなと実感した覚えがあります。
そしてこの港町からは対岸にスウェーデンの街であるヘルシンボリが見えるんです！7km程しか離れていないので、2つの街はフェリーで簡単に往復出来てしまいます。
EU圏内のためパスポートの提示を求められることもなく（とはいえ、万が一があるので携帯は必須です）簡単に出入りできてしまう両国間ですが、別々の政府が存在する別の国なので違いは存在します。言語が違うのでデンマークで聞き慣れた言葉がなかったり、通貨が違うので為替レートの差異があるのはもちろん、スウェーデンよりデンマークのほうが酒税が安いので、フェリー内では段ボールに詰め込んだお酒を持ってスウェーデンに戻る人がたくさんいたり、逆にデンマークに住んでいる側の私たちは相対的に若干物価の安いスウェーデンでお買い物をしたりとフェリー30分の距離で海外を感じられる場所です。
ヘルシンボーはヘルシンガーよりも少し大きな街で、レンガ作りの街並みがシックでカッコ良いので、気の赴くままに歩き回るのも楽しい場所です。
またヘルシンボーにはデンマークよりもお手頃に楽しめる公共サウナがあったので、それ目当てでも何度か遊びに行っていました。真冬の時期に何度か足を運びましたが、全裸で男女混浴のサウナ、そして水風呂は氷点下の海！と本場北欧サウナを満喫していました。元々そこまでサウナ大好き人間ではなかったのですが、スウェーデンでのサウナ経験でドはまりしてしまいました。こちらについては別記事で書いていますので是非チェックしてください。
クロンボー城だけ見て終わらせるのはもったいない場所なので、是非ヘルシンガーの街とヘルシンボー探索も併せて楽しんで欲しいスポット紹介でした。
