EUの電車やバスは遅延補償がある!?

alexandre-lallemand-Pcs3mOL14Sk-unsplash.jpg ヨーロッパ

前回の記事で、WIseを使う理由の一つとしてユーロ口座を持てること、また口座を持っているおかげでEU圏で返金を受けられたことについて書きました。

スウェーデンの列車に乗った際に遅延補償として「返金」を受け取ったので、その背景や条件など経験談を書き残しておきます。

ノルウェーのナルビックからスウェーデンの首都ストックホルムまで向かう夜行列車を使った際、終点ストックホルムへの到着が2時間程遅れてしまいました。

ルートが気になる方はこちら。omioでルートや値段調べて予約することも可能です。

寝台車を取っていたのでベッドに転がっていられるし、朝の到着予定でしたが到着後急ぎでやることもなかったし、まあ19時間もかかる電車遅れるもんだよねと特に気にしてもいなかったのですが、鉄道会社は1時間程の遅れが出てきた時点で無料のコーヒーとスナックを配ってくれるなど配慮をしてくれ、ラッキー!と思っていたんです。

スウェーデン 夜行列車

そうして2時間遅れでストックホルムにようやく到着!といったタイミングで同じ寝台車両に乗っていたローカルの女性からこの電車遅れてるから返金もらえるよ!との情報をもらい更に驚くことになるのでした。

ちなみに一度遅延し始めると定刻通りに発着する列車が優先され、ずるずると遅れ幅が大きくなっていくそうなので、長距離列車で移動後すぐに次の移動を考えている方は気をつけた方が良いかと。

それはさておき、本題の返金について!2時間遅れなら50%の返金とのことでまさかの高返金率にこれは何としてでも申請をしないと損だ!!と早速申請をすることに。

今回チケットの予約をしたSJアプリでは特段遅延の情報や返金窓口の案内などなかったのですが、電車の運行会社であったVyのホームページからカスタマーサービスに連絡することが出来ました。

ここで初めて知ったのですが、この返金制度は今回使った列車が特別だったわけではなくEUのRail Passenger RIghts(英語ページ)にて守られている権利のようです。

60分を超える遅延の場合は25%、120分を超える遅延の場合は50%の返金が規定のようです。

こちらのフォームからチケット番号と遅れた時間などを記入しオンライン申請ができ、3週間ほどで口座に返金がされました。スウェーデンの口座は持っていませんでしたが、この際に指定したのがWiseの口座でした。

チケットの支払い総額は2名分で2,888SEK、この時はユーロからの両替で支払いをしていたので€1.19の手数料が発生していますが、支払額は259.12EUR(手数料差し引き後:257.93EUR)

wise 利用明細

50%返金で返ってきた金額は127.57EUR。Wiseに表示されている手数料は0、返金率で言うと49.45%なのでチケット購入時と返金時のレートの違い程度でほぼ誤差かと思っています。

日本の口座を指定できたのかは分かりませんが、手数料なしでユーロを受取ることができ、また受け取った返金の半分はそのままWiseで友人に手数料0で送金出来てしまう世界観は本当に便利だなーと改めて実感をする機会となりました。

今回は列車の遅延でしたが、長距離バスでも同じような補償制度があったので、EU内を旅行される際は調べてみることをオススメします。

まだWiseを活用されていない方、下記リンクから登録いただけると、友人紹介特典として75,000円まで送金手数料が無料となりますのでご活用ください。

https://wise.com/invite/u/sakik89

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