ツアー同行の出張後、数日休暇を取っておりタイで過ごす前提で帰国フライトを取っていたのですが肝心のどこで何をするかを全く決めておらず。。笑
元々は以前住んでいたプーケットなどタイ南部のリゾート島にでも行こうかと思っていましたが7月は雨季だしなあと、じゃあ北のチェンマイにでも行こうか?と考えてはまた飛行機乗るのもなあ、、と乗り気になれず。サムイ島?いやでものんびりしたいんだよな、オンシーズンで人がたくさんいる所に行きたいか?と色々と自問自答をしすぎてタイに入国した時点でまだ予定を決められていない事態に。
タイの観光ガイドをしていた友人に上記の話をしたところ、お勧めとして教えてもらったのがカンチャナブリーとサンクラブリでした。今回3泊4日で2都市を回ってきたのでその記録を残していこうと思います。
今回はカンチャナブリー編です。
バンコク〜カンチャナブリー
まず向かうはカンチャナブリー。こちらはバンコクからバスで向かいます。滞在していたホテルからバンコクの南バスターミナル(サイマイタイ)までGrabで移動です。
バスターミナルに到着すると客引きの人がたくさんおり、「カンチャナブリー、カンチャナブリー!」と叫んでいるので乗り場がわからないことはないかと思います。

元々はバスで行こうと思っていたのですが、バスが見当たらなかったためすぐ出発しそうなバンに乗り込みます。ある程度人が集まったバンから出発していましたが、何社かが同じ路線のバンの運行をしているようだったので呼び込みのお姉さんに負けず人がある程度乗っているバンを見つけてください笑
バンは途中何ヶ所かでピックアップ、ドロップオフをして3時間程でカンチャナブリーのバスターミナルに到着です。
カンチャナブリー市内
今回予約を取っていたのはThe Bridge Residence Hotelというお宿。バスターミナルから若干離れていたためGrabで移動してしまいました。
宿に到着後向かったのはカンチャナブリーの駅。事前に調べた際はもっと近かった気がしていたのですが(恐らくどこか違う目的地を設定して調べていただけ笑)、実際は徒歩20分程の距離でした。
カンチャナブリーの駅では翌日に乗りたいデスレイルの情報を収集です。

翌日はエラワンの滝にも行きたかった私、駅の窓口で聞いてみるもエラワンの滝からデスレイル方面へのバスはないとのこと。ちょうどスコールに降られてしまったので雨宿りも兼ねて駅のベンチに座ってどうしようか1人作戦会議です。
エラワン早朝に行けたとしても10時の電車に乗るのはキツイ。。早朝便でNam Tokまで行きGrabが見つかればエラワン行く、見つからなかったら午後イチの便で帰ってくる?それで最悪サンクラブリーを一日遅らせて、翌日はデスレイルだけにするか。。と色々と(このタイミングで)翌日のプランを練ってみます。


乗車チケットはどちらにしろ当日数時間前にならないと販売しないとのことで、一旦宿に戻ることに。そしてその際に見つけたのが宿のエレベーターに貼ってあったツアー情報!自力で行くより割高ではありましたが、日本円にしたら8,000円程度。確実に移動が出来る確証が付くなら安いと判断、早速フロントに申し込みに行くのでした。

ツアーとは書いてあったものの、実際はタクシーでポイントを回ってくれるというものでした。観光タクシーとはいえ、丸一日の観光コースを前日の夕方に申し込めちゃうゆるさ、すごいなあと。笑
翌朝はお薦めされた8:30スタートにしていたので比較的のんびり。時間になるとドライバーさんがホテルの前に来ていたので早速車に乗り込んでツアースタートです。
ツアーガイドではない&英語も通じなかったので基本車内は無言w 車をガンガン飛ばしてエラワンの滝に到着です。
エラワンの滝
駐車場まで送ってもらったらGoogle翻訳を使いながら集合時間を確認します。時間はドライバーさんが他の観光地回る時間含め計算してくれるので考えずに行っても大丈夫でした。
その後は自由時間、朝の時間帯のまだ人混みのないエラワンの滝を満喫です。


エラワンの滝は7つの滝からできていて、それぞれの滝つぼで遊べるようになっています。
ライフジャケットがないと滝には入れないので、1番の滝の手前でレンタル料金を払ってライフジャケットを借りていきます。

滝間の移動は1本道が設定されているので迷うことはなく、滝の周りでは各々が荷物を置いて滝にダイブしたり、泳いだり楽しんでいました。
滝の周りは特に荷物置き場が整備されているわけではないので、荷物の直置きをしたくない場合はレジャーシートなどあると安心です。また滝の中で遊ぶ際、そして滝間の移動の際にウォーターシューズを持って行ったのですがこれが大正解!大きな岩や木の根っこがあるので、裸足やビーチサンダルでは厳しいかも。



上に行けば行くほど道も険しくなるとのことで今回は滞在が2時間程しかなかったこともあり5番滝まで止めておくことに。6番滝に向かう道から急に険しくなっていたので、、今回行った5つの滝の中で個人的お気に入りは4番の滝。

地元の方は上までいかず、1-2番の滝付近でレジャーシートを敷いてピクニックをすることが多いようでした。食べ物は持参せずとも滝の付近に軽食を売っている売店があるほか、駐車場エリアにもレストランがあったので食事面も安心です。


今回朝10時頃に到着し、昼過ぎまで滞在をしたのですが時間が遅くなればなるほど人が増えていたので、人混みを避けたい方、朝がお勧めです!
ヘルファイア・パス
その後車に戻り向かうはヘルファイア・パス。ここはツアーに申し込むまで存在を知らなかったのですが、デスレイルの最難所であった場所で、旧日本軍が連合国軍の捕虜たちを強制労働をさせてジャングルの中道を切り開いて泰面鉄道の線路を敷いた地でもあります。過酷な環境で夜も松明をつけて作業をしていた様子から、「地獄の送り火」という名前が付いているそう。


隣接する博物館はオーストラリア政府の支援の元作られているので、いかに日本人が酷かったのかという、日本人としては恥ずかしいやら申し訳ないやら複雑な気分にはなるものの、普段日本で生活していて触れることのない視点での歴史を学べるので行って良かったと思います。

デスレイル(泰面鉄道)
この日の最終目的はデスレイルに乗ること。私は始発駅のナムトック駅から乗れるものだと思っていたのですが、観光タクシーはナムトック駅を越えてどんどんカンチャナブリー方面へ。
言葉が通じないので、あれ?これツアーの内容伝わってない。。?と不安になりながらGoogleマップの現在地と昨日調べていた電車の時刻表と睨めっこ。
車が着いたのは途中駅のThamkasae(タムクラセー)駅。アルヒル桟道橋の手前の駅で、実際に歩いて線路を渡れてしまうんです。そしてそれ目的の観光客も多く訪れる駅のため、お土産屋さんがあったり、レストランがあったり電車が来ないタイミングでも楽しめるようになっていました。
ありがとう、ドライバーさん、疑ってごめん!w


今回は電車の到着30分くらい前に到着していたため、早速橋の方へ。ワクワクで向かったものの、川スレスレ、安全柵など何もなし、足元も木の板の間ふつーに川見えちゃってる!とあまりの無防備さに恐怖を覚え全長400メートルのところ、50メートルも行かずに早々に退散w


この駅にはチケット売り場がないので、乗り込んだ後に車掌さんにチケット代を支払って乗車です。
橋を越え、「チョンカイの切通し」を過ぎた後は特に面白い景色があるわけでもなく。クーラーの効かない車内でひたすらタイの田舎の風景を見て過ごします。観光ツアーの多くは見どころが終わったところで下車、そこから車でカンチャナブリーやバンコクへ戻っていくようでした。
私は今回、ドライバーさんからクウェー橋の駅で待ってるから!と言われていたので、ひたすら電車に揺られていきます。


ようやく到着したクウェー橋には電車の写真を撮ろうと俄か撮り鉄たちがウヨウヨ。電車に乗ってきた私は残念ながら橋と電車の写真は撮れませんでしたがこれで今回見たかったところは制覇できたので大満足です。

そんなこんなでツアー終了。映画戦場にかける橋も見たことがなかったので、これをきっかけに見てみようと思う学びの旅でした。
2日連続で宿の前にあるタイ料理屋さんに行き、翌日は朝サンクラブリへ行くためのバスに乗るため再びカンチャナブリーのバスターミナルへ戻り、滞在終了です。
次回はサンクラブリ編!

